愛媛県人権対策協議会 新居浜市部

活動内容

学校教育との連携

人権・同和教育実践資料集の刊行にあたって

 愛媛県人権対策協議会新居浜支部は、愛媛方式「対話と協調」「行政と共闘」「教育との連携」のスローガンのもと、あらゆる差別、偏見を解消し、互いの人権が尊重される社会づくりの実現をめざすための活動をしています。

 令和元年度から、スローガンに掲げている「教育との連携」をより具体的に行うため、新居浜市教育委員会の協力を仰ぎ、新居浜市内に新規採用された小・中学校の教職員を対象に「新規採用教職員人権・同和教育研修会」の開催を始めました。実施してみると、さまざまな課題が浮き彫りになりました。新規採用された教職員は、約半数が県外出身者であり、人権・同和教育に関する認識も程度に大きな差がありました。

 そこで、令和2年度からは、新規採用人権・同和教育研修会の開催を2回から3回へ、そして教職経験2年目の先生方を対象に「フォローアップ人権・同和教育研修会」を開催し、「教育との連携」を積極的に推進してきました。これらの研修会を実施し、若い先生方の人権・同和教育への取組の意欲は向上しました。しかし、研修会実施後のアンケートには、「子ども意欲や関心を高めるのが難しい」、「どのようなことをしていいかわからない」、「間違ったことを教えてしまわないか不安である」などの切実な悩みが書かれていました。

 そこで、瀬戸会館指導員の小西裕久さんと人権教育課人権啓発指導員の小笠原忠彦さんにご協力をお願いして、人権・同和教育実践資料集を発刊する運びになりました。できることなら、多くの若い先生方にこの実践資料集を活用していただき、新居浜市の人権・同和教育が一層、充実すればこの上ない喜びです。
最後に、「新規採用教職員・同和教育研修会」「フォローアップ教職員人権・同和教育研修会」ならびに今回の実践資料集刊行に際し、ご協力・ご支援を頂いた新居浜市教育委員会教育長高橋良光様に厚くお礼申し上げます。

令和4年3月
愛媛県人権対策協議会新居浜支部長
原 寿也

pagetopへ

©2023 愛媛県人権対策協議会 新居浜支部.